27日(金)午後6時30分から倉敷労働会館で「チボリ跡地を考える市民の集い」が開かれます。主催はチボリへの税金投入に反対し、市民本位の市政を目指して市民運動を進めてきた「私たちの倉敷市政をつくる会」(倉敷市職労事務局)です。
チボリ跡地はクラボウの所有地であり、跡地開発は民間の問題です。しかし、岡山県、倉敷市及び企業出資の第三セクターで失敗したチボリ事業の跡を継ぐ「ポストチボリ」と位置づけ、用途地域変更まで行い(日本共産党倉敷市議団は反対)、大型商業施設立地を可能にしたことで、重大な市政問題となっているのです。
倉敷駅周辺の中心市街地は、通勤・通学、通院や買物に便利で、高齢者になって住もみやすいところです。しかも歴史的景観をもつ美観地区に近いことが、全国から住みたいまちとして、高齢者のケアつきマンションなどの需要を高めています。住みよいまち、住みたいまちにしていくことが市政の重要課題ではないでしょうか。
イトーヨーカ堂のアウトレットモールで「三海二山」(日本海・瀬戸内海・太平洋、中国山脈、四国山脈)と称して広域集客を狙っていますが、失敗したチボリの二の舞になるのではないか、と言われています。また、駅北への大型商業施設誘致が「駅南の商店街活性化につながる」という伊東市長の言い分は、その逆になるおそれはないのでしょうか。チボリ跡地開発は問題だらけです。
クラボウ内を流れる倉敷用水に沿った緑道公園計画は市民の要求ですが、1ヘクタールの土地買収(十数億円)は、アウトレットモールのための公園になり、税金投入に疑問が投げかけられています。市民の声をしっかり聞くべきです。
「チボリを起爆剤」にした倉敷駅付近鉄道高架及び関連事業である石見町など土地区画整理は見直しが迫られています。それぞれ寿町踏切地下道計画、住民の声を聞いた土地区画整理事業への方向転換が求められているのではないでしょうか。
27日「チボリ跡地を考える集い」に多くの市民が集まり、活発な議論がなされ、市民本位のまちづくりとは何か、が明らかになることが期待されています。
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