20日市役所10階大会議室で、伊東市長による「市民説明会」が開かれました。市長答弁に拍手が起きるなど、「応援団的」雰囲気を感じさせる集会です。しかし、その中でも「大型商業施設が他の商業地域に及ぼす影響をどう計っているのか」「16億円の血税を遣う事業効果を説明すべき」と言ったまっとうな質問がでました。これに対して伊東市長からは「ヨーカ堂が入り込み客数など発表していないので」などと無責任な答弁しかありません。また、周辺住民から、交通公害、排ガス公害、雨水流出による下流の浸水被害、治安問題などの不安が出されましたが「検討する」との答弁だけです。あらゆる問題点を突き詰めた案を作っていないことをさらけ出した「説明会」でした。
問われているのは、クラボウ跡地という民間所有地の開発に対する倉敷市のスタンスです。地主及び開発業者に対して、環境アセスを課すなど環境保全を求め、既存商業地域への悪影響を排除する指導を行う、などのやるべきことをしないで、民間開発をばら色に描くようなやり方は問題です。
チボリ事業の反省事項①多額の税金投入②他所からの呼び込み型の地域活性化策、について十分な検討をすることなく、「緑だ、公園だ」と開発を賛美することに、チボリの二の舞を演ずるおそれを感じたのは私だけでしょうか。
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