政治を動かすのは鳩山由紀夫内閣総理大臣でしょうか。与党の実力者と言われる小沢一郎幹事長でしょうか。普天間基地問題で見てみると、鳩山総理のやり方は、自公政権が移設先と決めながら住民の反対で14年間杭1本打ち込むことができなかった名護市への再押し付けであり、「最低でも県外移設」と言った自らの公約を投げ捨てるものです。これでは政治は一歩たりとも動きません。
小沢幹事長は、アメリカ大使と会ったら「鳩山首相、岡田外相、北沢防衛相では話にならない」と言っていた、と会談内容を複数の関係者に明かした。しかし小沢幹事長は、対米交渉に巻き込まれるのを避けている可能性もある、と5月10日付毎日が報じました。与党の実力者も政治から逃げています。
いま、基地問題で政治を動かしているのは、9万人の大集会を成功させ、県内どこも移設反対の一致した闘いを展開している沖縄県民です。この声をアメリカ国務省に伝え、普天間基地無条件撤去以外に道は無い、最早元には戻れない「ポイント・オブ・ノー・リターン」と訴えたのが、志位和夫委員長を団長とした日本共産党訪米団です。
政治を動かすのは国民です。国民のたたかいに連帯し、政治を前に進めるのが日本共産党です。政治をゆがめる企業団体献金を拒否し、憲法違反の政党助成金分け捕りに反対し、国民と同じ立場に立って、国民の苦難軽減に取り組んでいるのが日本共産党です。
「民主党失望、自公逆戻りノー」と言う国民が過半数になろうとする中、第3極を標榜し、新党が次々生まれています。しかしそれは、自民党に居て「ノー」とされないための保身ではないでしょうか。そこには国民との連帯も、国民の苦難を思いやる気持ちも感じられません。国会議員5人以上を集め政党助成金を分け捕りする姿はさもしい限りです。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。