今年の憲法集会 で、「格差社会ニッポンの労働と人権」と題する講演で、熊沢誠甲南大名誉教授が熱を込めて訴えられたのが、労働者の闘いの重要性です。
東京都教委による、卒業式「君が代」斉唱時の不起立教師への処分について、ヨーロッパの友人から「そんな人権侵害が許されるのか、理解できない」と言われたことが紹介されました。
生活苦にあえぐ非正規労働者も、働きすぎによる心身の疲弊にあえぐ正規労働者も、両極に分かれた問題に見えるが、実はつながっており、格差社会を再生産している、との指摘。また、公務の民営委託に際して、民間労働の公務員並み賃金規定が必要だ、という指摘、は胸にスッと落ちました。労働運動が未組織労働者の要求をも掲げ、労働協約の未組織への拡張適用を進めるなど、今こそ労働運動の強化が求められている、と強く訴えられました。
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