今回補正予算に、中心市街地活性化基本計画に必置とされる民間企業の「まちづくり会社」への出資金50万円が提案されました。しかし、「まちづくり会社」はまだ相談中ということで、その内容は一切明らかにされません。私は「これでは予算審議は出来ない」と主張しました。
実は、07年4月臨時議会補正予算で、天満屋が出店した東ビル改装費への3.8億円補助を提案した市当局は、08年末までに新法による中心市街地活性化基本計画の内閣総理大臣承認を得ることを条件に、ここで半額1.9億円の国庫補助が受けられる、と説明していました。期限が半年後に迫り、認可まで3ヶ月かかる「まちづくり会社」設立を先行させ、6月補正予算に市の出資金(一定割合)をつまみで50万円提案したものです。
私は、基本計画策定を急ぐべきだと主張して来た立場から、当局のやり方を厳しく追及しました。末永洋之総合政策局長は「計画策定後補助金申請すべきであり、進め方が適切でなかった」「今年末までに基本計画の承認を得る」と、反省と決意を表明しました。その答弁を踏まえ補正予算に賛成しました。
チボリ誘致で鉄道高架を目指した故渡邉市長以来、歴代市長が「鉄道高架に合わせて」と駅前整備を先送りしてきました。「チボリより中心市街地活性化を!」「鉄道高架より駅前整備を!」いま、この声を大きく上げるときではないでしょうか。
コメント