私たちの倉敷市政をつくる会」主催の「チボリ跡地を考える市民のつどい」が、27日70人の参加で開かれました。冒頭、清水善朗代表委員が挨拶の中で、チボリ跡地は民間の問題だが、市民公園の用地買収など倉敷市が関わる部分もあり、市民の声を出して行きましょう、と提起されました。続いて、4人の方々から報告をしていただいた後、会場の皆さんから意見や要望が出されました。
田辺昭夫市議から、市議会に報告された「跡地開発プラン」の説明及び議会での議論について、議会でも賛否両論があること、未確定なところもある、と報告されました。倉敷民主商工会奥田会長からは、商店街アンケートの中間まとめの段階でも、商店街への大型商業施設の影響について、売り上げが減る、分からない、が過半数以上ある、と報告がありました。隣接する石見町の吉本町内会長からは、チボリ施設の解体の際の騒音・振動・粉塵被害につて、地元にキチンとした説明が無く、行政への不信感が生じている、と発言がありました。間壁倉敷考古館顧問から、チボリ跡地内を流れる倉敷用水の歴史を話していただき、倉敷用水緑道公園は、岡山市の西川緑道公園ほどの規模は望めないが、用水側道が自由に通行できることは大きなメリットだ、と指摘されました。
会場から「大規模商業施設は、環境に負荷を与え、地元経済には逆効果になる」「倉敷は住みたいまちとして近畿圏からも人気がある。老人福祉施設と保育所があって、高齢者と子どもたちが交流するような施設が欲しい」「税金を使って市民公園をつくるなど倉敷市が関与する必要は無い。大型商業施設の事業者が公園などを作ればよい」「大型施設建設時、開業後の大型バス駐車場など周辺住民への被害を考え、計画を見直して欲しい」「伊東市長が唱える『グリーンくらしき』のためには、『市民農園』のようなものでエコロジーを進めたらよい」「広い面積の駐車場をつくるれば排水が一気に用水に流れ込み、下流の石見町に浸水を引き起こす。チボリ公園のときより心配だ」など、時間が足りなくなるほど、多くの意見が出されました。
これらの意見を市政に反映させるよう「私たちの倉敷市政をつくる会」として取り組むことにしています。
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