二大政党制が崩れかけています。「民主党に失望、しかし、自民党には戻りたくない」こうした「二重の体験」をした有権者が急増していると言われます。その受け皿として「第3極」を標榜する新政党が、政党助成金分捕り条件の5人以上を集めて結成されています。公明党なども「第3極」を狙っています。
日本共産党は、この「第3極」には組しません。何故なら「第3極」は「第1極」「第2極」を前提とした表現であり、「二大政党制」を前提としているからです。
自民党の崩壊が始まっていますが、民主党の崩壊も予測され、結局、財界がつくりあげてきた「二大政党制の崩壊」が始まっているのではないでしょうか。
自らの利益第一で、国民の生活も日本の経済も壊してきた財界大企業の政治支配が崩れかけていると思います。また、米軍普天間基地撤去問題に現れたように、アメリカにモノが言えない従属外交が国民の利益に反することがハッキリしてきたと思います。
7月の参院選で問われているのは、「第3極」でどの政党が伸びるか、ではないと思います。「二大政党制」で、財界大企業の政治支配と対米従属外交を進めるのか、それとも、財界大企業の横暴を抑え国民が主人公の政治、そしてアメリカとの軍事同盟を止めて平和友好外交に転換するのか、この2つに1つの道の選択が問われているのではないでしょうか。
「大企業言いなり」「アメリカ言いなり」の「2つの異常」をもった政治の転換を訴えているのは日本共産党しかありません。国民の要求前進、政治を前に進めることこそ参院選最大の意義であり、その先頭に日本共産党が立っているーーそのことを訴えて躍進を勝ち取りたいと思います。
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