14日、一般質問最終日、古市市長は、行政組織と人事を4月の選挙後に改革する、新年度当初の組織改革は必要最小限にする、と言明しました。11日の私の質問に対して「新たな行政経営システムと整合させるため選挙後に組織改革を行う」「市長の考え方を示すのが組織改革」と答弁していたことと合わせると、2期目は人事と組織を市長の思い通りに作り直す、と宣言したように受けとれました。逆に、1期目は、思い通りにならなかった(新大学構想の挫折など)から、こんどこそ思い通りに、というニュアンスも感じました。
これを別の立場から見ると、新年度に組織と人事をつくりあげ、2期目に向けた体制を整えて選挙に討って出る(これが現職の最大の強み!)のでなく、まるで城を放棄して、野戦に討って出るかのようです。
古市市長が市長選をどう戦うかは自由です。しかし、行政は継続的に動いていなければなりません。市民の暮らしや命に係わる、待ったなしの課題が出て来ます。こうした、47万市民への責任が現職に負わされています。そのための、年度替りの組織と人事の刷新は責任を持って行わなければなりません。
この議会での古市市長の答弁には、市民から4年間を託された市長としての覚悟が感じられませんでした。
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